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包装リースだより

包装リースだより(2018年10月号)

2018年10月15日

中国のリース事情について

中国の実質GDP成長率は、2010年に10.6%となり、その後鈍化したものの2017年に6.9%、本年4月~6月においても6・7%を維持しており、依然として安定した成長率となっています。

【中国のリース取扱】
中国の会計基準では、リースは次の2種類が定義されています。ファイナンスリース資産の割合については、日本の86%に対し中国は98%となっています。

①ファイナンスリース(中国語で「金融租賃」)
物件の所有に付随するリスク及び経済価値のすべてが実質的に借手に移転されるリースのことをいいます。貸借対照表には資産と負債の計上を要し減価償却費と金融費用を費用化します。日本のような中小企業に対する例外規定はありません。

②オペレーティングリース(中国語で「経営性租賃」)
ファイナンスリースに該当しないリース取引で、貸借対照表に計上することなく、リース料の支払いの都度、費用化します。自動車等、中国国内で中古市場が形成されている一部の物件が対象になります。
中国におけるファイナンスリース事業者の資産規模は、2013年の8725億元(約14・3兆円)から、2016年には2兆1538億元(約35・3兆円)までに拡大しています。2016年のファイナンスリースの設備投資額は8972億元(約14.7兆円)であり、前年から37.5%増加、同時期の日本のリース設備投資額は4.7兆円、前年比0.1%増であり、日本に比べリース市場の規模は大幅に伸びています。

【国内契約のお勧め】
中国の政策金利は現在4・35%であり、低金利政策をとる日本と比べると、リースにおける金利差はおよそ5%以上となります。
5000万円の機械設備を5年リースとした場合、リース料総額でおよそ620万円以上の差が発生しますので、日本企業の中国現地法人で設備投資される場合は、日本国内の長期固定の低金利を利用した「国内契約中国設置スキーム」をお勧めします。弊社営業窓口あるいは上記の問合せ先までお気軽にご相談願います。

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