包装リースだより

サブフォー

　2022年3月コロナが少し収まってきた頃、大阪で開催されたフルマラソン大会に出場、55歳で念願のサブフォーを達成しました。サブフォーとは多くの市民ランナーが目指す目標でフルマラソンを４時間以内に完走することです。１キロ５分41秒ペースで走ると３時間59分59秒でゴール出来ます。市民ランナーレベルだと1回の練習で40キロを走ることはほぼないので、魔の30キロを過ぎると急に足が動かなくなり息も上がって、達成するのはかなり難しいのです。

　初めてフルマラソンを走ったのは今から19年前。前半は１キロ５分半くらいのペースで順調でしたが、30kmを過ぎて未知の領域に入ると足が攣って大失速、最後は歩いて約４時間半でゴールしました。それでもやり切った達成感でレース後のビールの美味しさは格別でした。初挑戦でこのタイムならすぐに4時間を切れると思っていたのですが、世の中はそれほど甘くない。翌年以降、毎年出場を重ねましたが、練習不足もあり、結果は出ず、むしろ近年は加齢と共にタイムも遅くなり、念願が叶わない日々が続きました。もうゴール後に美味しいビールが飲めればよいか、と諦めかけていたのですが、コロナ禍下、もう一度真面目に練習してみようと一念発起。本やYouTube動画などを見てフォームを矯正、練習方法も見直し、カーボン入りの厚底シューズを購入、一生縁がないと思っていたプロテインにも手を出し、食事にも気を遣うようになりました。相変わらずの週末ランナーでしたが、努力の成果が出て、上記の通り、見事サブフォーを達成することが出来ました。更に半年後の岡山マラソンではP B（パーソナルベスト）を10数秒更新、55歳で進化を体感出来たことは近年加齢による劣化が気になる中でとても自信になりました。

　世間でもシニアパワーが期待されており、仕事でも進化とアップデートを図り、貢献できればと考えています。

企画管理部次長　齊藤　信雄