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3 製袋充てん包装機

製袋充てん包装機とは熱接着性の巻取包装材料から製袋する工程のなかで内容物を充てんし、口を封じ、切断する形式の包装機をいう。工程が上方から下方に進行するものを縦型製袋充てん包装機、水平方向に進行するものを横型製袋充てん包装機(かぶせ形式の上包み機と呼ばれるものも含む)と呼び慣わしている。これらの包装形式では枕型すなわちピロータイプ(ピロータイプ包装機)が最も一般的であるが、三方シール、四方シールの形をとった機械もかなりある。
またピロータイプ、三方シール、四方シールなどと同様の包装形態になるもので、あらかじめ製袋・切断済みの袋を使用する機械の給袋式充てん包装機、チューブフィルムにより製袋充てんする二方シール方式のチューブフィルム包装機、ファッショナブルな棒状の小袋を作る機械のスティック包装機も製袋充てん包装機の一機種として扱われている。

機械の種類

(1)横型製袋充てん包装機(横型ピロータイプ包装機)

(1)の図は、ロール状のプラスチックフィルムから枕状(ピロー状)に成形しながら被包装物(菓子パン等)を⇒包み⇒両端の口を密封し⇒カットする、横型製袋充てん包装機(横型ピロータイプ包装機)を表したものである。包装形態は前後と背の部分で密封した三方シール形式である。

主な用途(使用例):和洋菓子、せんべい、チョコレート、キャンディ、菓子パン、かまぼこ、竹輪、乾燥のり、乾めん、スパゲッティ、長ねぎ、レタス、葉物野菜、しいたけ、エノキ茸、ハップ剤、PTP包装医薬品の集積包装、ティッシュペーパー、湿布薬、玩具、文房具、ゴム手袋、粘着テープ

  • ※横型ピロータイプ包装機は、基本機構として正ピロー包装機と逆ピロー包装機に分けられる。正ピロー包装機は、センターシール部が下面になるため供給コンベアと包装機の間に若干の隙間があることから、隙間から落下しない一定の大きさをもったもの、あるいはトレイに入れた製品および固形物の包装に適している。逆ピロー包装機はフィルムが下面より供給されるので、フィルムに被包装物を乗せながら製袋⇒両端の口を密封⇒カットすることから、ゴム手袋のようにコンベア上で供給しにくいもの、供給コンベアに直接接触させると衛生上問題が発生する可能性のある食品等の包装に適している。

(2)縦型製袋充てん包装機(縦型ピロータイプ包装機)

(2)の図はロール状のフィルムから、まず背の部分をシールし⇒次に下部を密封した後の上部から被包装物(砂糖、キャンディ、インスタントコーヒー等)を⇒ピロー状の袋の中に落下させ⇒シール・カットする縦型製袋充てん包装機(縦型ピロータイプ包装機)を表したものである。一般に被包装物を一定の単位(100g、1kg等)に包装するため、計量機と連動して設置する場合が多い。
液・粘体製品(スープ、あん等)を縦型製袋充てん包装機を使用して袋詰め包装する場合は「液中シール」の方法が用いられる。

主な用途(使用例):スナック菓子、ポテトチップ、米菓、みそ、粉・豆、コーヒー、キャンディ、ダイヤアイス、飲料水、カット野菜、小麦粉、おでん、生わかめ、ウインナ、ソーセージ、ミートボール、うどん、ラーメンスープ、豆乳、コンニャク、あんこ、マヨネーズ、ミネラルウォーター、もやし、ピーマン、機械部品、電気部品等

(3)三方シール包装機(小袋包装機)

(3)の図は、ロール状のプラスチックフィルムを二つに折り⇒下部と側面をシールし⇒被包装物を充てん⇒上部の口をシールし⇒カットする三方シール包装機(小袋包装機)を表したものである。被包装物の計量には、質量(重量)式計量機、オーガー式充てん機等が用いられる。

主な用途(使用例): ラーメンスープ(液体、粉体)、わさび、ジャム、しょうゆ、ソース、シャンプー、お茶、粉末・顆粒状医薬品、液・粘体調味料、ティーバッグ、乾燥剤、乾燥野菜、ジャム、ドレッシング、シャンプー・リンス、ピーナツ、麦茶等

(4)四方シール包装機

(4)の図は、ロール状の2枚のフィルムを合わせ⇒両端をシールさせ⇒底部を密封して⇒被包装物を充てんし⇒袋の上部を密封・カットする四方シール包装機を表したものである。

主な用途(使用例): 液・粘体調味料、粉末・顆粒状食品、液体スープ、粉末・顆粒状医薬品、ハップ剤、ウェットティッシュ、お手拭、焼のり等

(5)給袋式充てん包装機

(5)の図は、既製の袋の口を開け⇒液・粘体性の製品を充てん⇒密封⇒冷却・排出する給袋式充てん包装機の動きを表したものである。

主な用途(使用例): レトルト食品、冷凍食品、果汁飲料、ふりかけ、お茶、米、調味料、食用油、ミネラルウォーター、粉末スープ、粉末薬品、洗剤、ペットフード、肥料、パン粉、小麦粉、ミックス粉、漬物、あさり、砂糖、塩、コーヒー豆、カット野菜、マカロニ等

(6)スティック包装機

(6)の図は、ロール状のフィルムから、筒状(スティック状)に成形しながら⇒背部(センター部)をシールし⇒次に下部をシールした後に⇒グラニュー糖、または顆粒状の医薬品、液体医薬品等を充てんし⇒最後に上部を密封するスティック包装機を表したものである。包装方法には1列から10列位まで、一度に包装するタイプがあり、包装量に応じて選択されている。

主な用途(使用例): グラニュー糖、顆粒状医薬品、液体医薬品、液・粉粒体健康食品、 インスタントコーヒー、ココア、健康食品、マヨネーズ等

(7)その他の製袋充てん包装機

A. チューブフィルム包装機(チューブ状のフィルムを使用し、下部をシールし、被包装物を充てん後、上部をシールカットする機械で、包装形式から二方シール包装機とも言われる)
主な用途(使用例):生うどん、生めん、ブロックアイス等
B. つまようじ・ストロー・めん棒包装機(包装形態は、三方シール包装と四方シール包装の2種が基本であるが、特定の製品の包装を目的とした専用機の一種である)
主な用途(使用例):つまようじ、ストロー、めん棒等
C.おしぼり包装機
D.レタス包装機

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